2008/1/13(日)シスキア

さあ、今日がカリーさんたちとともに、ディアド要塞を攻める日です!

ギリギリの時間になってしまいましたが、なんとか間に合ってIN。


大慌てで準備を終え、ディアドスクロールで集結地へ飛びます。

ここだけの話ですが――、攻城戦なんてあまりに久しぶりなので、緊張と部屋の寒さで手が震えて、話すこともままならない状態でした。

ええい、気が小さいぞ私!効かないぞ暖房!

布告のためにいったん愛馬しらゆき号を降り、震える手で布告。

一人でもなんとか戦果をあげたいと突撃準備は整えてきましたが‥‥なんということでしょう、パーティがマックス人数になるほどの仲間が集まっていてくれました。

知識は私の十万倍:心強いかすみさん姫、

ナイト少林寺拳士2さん+ダークエルフクラリックさん+闇黎さんの3強爆裂火力隊+クラン外からスコちんことスコールズさん、

駆けつけてくれたウイザードえいなぎさん+一宮御坂さん+エルフ銀の天球儀さん、クラン外から春名澪月さん&はーみっとさんご夫妻+稗田礼二郎先生のスペシャル援護部隊。

ご挨拶できませんでしたが、ブランドルさんのお姿も拝見しました。

うわぁあ。

こんな嬉しいことはありません。

‥‥顔ぶれを見た瞬間、ほっと安堵してそれまで張りつめていた緊張の糸がプチンと切れ、涙といっしょに鼻からエクトプラズムが出ました。多量に出ました。

あやうくそのまま幽体離脱して、馬上から一人大霊界ツアーに旅立ってしまいそうなほどでしたが、カリーさんの力強い号令で我に返りました。

そうです。戦争です。攻めるのです。

カリー姫のAden巡検使血盟さんなど、他のクランの方々を含む大人数のディアド攻め軍。

門前までの荒涼とした大空間を突き進みます。

行く手を阻むダークエルフ軍や地底の魔物たちもこれだけの戦士たちの前では瞬殺です。

やーい、もぐらめー!

以前、もぐらに瞬殺されかかったため、もぐらが今回の最大の敵と心して来た私は、馬上ですっかり浮かれていました。

やーい、もぐらー。おまえのかーちゃん、もぐらー!

足元で踏み潰されたもぐらに向かって、ご機嫌であかんべーをしていると、

すでに隊は旗前まで到達していました。

今回の首謀者、カリー姫の指示が飛びます。

私たち空中庭園は、左門をまかされることになりました。

そして私たちは、知ることになります。

ダークエルフたちの築いたこの要塞の恐ろしさを。

門そのものが生物のごとく反撃を繰り出し、力の限り打ち破ろうとしてもみるみる復活してしまう。

門を完全に破壊するためには、他の2門に布陣した人たちと力とタイミングを合わせ、3門を同時に突破するしかないという難しさ――。

幾度も幾度も、タイミングが合わずに撤退・補給を繰り返しました。

最前線で門を攻撃する前衛部隊の皆さんは、常に凶悪なほどの反撃を全身でくい止めながら、死をも覚悟で攻撃し続けました。

それを支える援護の皆さんも、もてる限りのマナパワーを尽くして回復魔法を送り続けました。

知識ある他の君主さんたちは、3門を駆け巡って情報を収集し、戦況を冷静に判断されていました。

チャットパーティで送られてくるそれらの情報を、私はただ前線に伝えることしかできませんでした。

とりあえず反撃を受けないように離れた位置から撃っている矢は、当たっているのかいないのか、手ごたえもありません。

なんという、ふがいなさ。

自分の経験の浅さが悔しく、力のなさが情けなく、唇を噛んで見上げた天井は真っ暗な闇。

“もういちど、タイミングそろえなおします”

“中央門、破壊2段階”

“右門、3段階きました”

“全力で!!”

全力で――!!

指示を叫ぼうと息を吸った瞬間、

「開いた!!!」

誰かの声とともに、門の中で布陣していたダークエルフ軍が吐き出されるように駆け出てきました。

「門の中へ!」「中はいって!」

声が飛び交います。

開いたんだ‥‥。

ぽかんと口を開けて、崩壊した巨大な生物門を見上げながら、門の中へと踏み込みます。

もう、無理かと、思った、のに。

そのまま人の流れに押し流されるように走り、要塞の奥のあのタワーへとやってきました。

植物栽培所というこの不気味なタワーを破壊するのです。

仲間たちはタワー周辺で繰り広げられるディアド軍のボスたちと斬りあっています。

剣を手にタワーに向かっているのは、各隊を率いてきたつわものの君主たち。

私も渾身の力を込めて、タワーを斬り続けました。

やがて‥‥

見事、ディアド要塞の王冠を頭上に載せたのは、首謀者カリー姫でした!!

さすが私の永遠のライバル。

いいとこ押さえてくれました。

もちろん、城主になってみたくないわけじゃないけど、今回はやっぱりカリーさんでなきゃ。

正直、もしもクラウンに手が触れてしまったどうしよう、と役立たずの自分を恥じる気持ちと、全力で門を突破してくださった仲間の皆さんに応えたい気持ちがせめぎあって、苦しいほどだったのです。

ああ、収まるとこに収まって良かったー。

おめでとう、カリー姫。

微笑んでうなづきあい、馬上の姫のクラウンを改めて惚れ惚れと見つめました。

クラウンだー。

回ってるぅ。

わあ〜‥‥。

‥‥‥‥。

‥‥‥‥‥‥。

そういえば、タワーを斬っているとき、私の横にカリー姫がいたのですが、いろんな方から

「シスキアさん、カリー斬ってない?」

「シスキアさん、カリー斬ってるでしょう」

と尋ねられ、挙句にご本人からは

ラスボス扱いされたのですが、

なぜどさくさに紛れてカリー姫を背後から斬るという極秘作戦がばれていたのだろう。