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ボウリングオフ・スペシャル更新その9
2006/9/18(月)キコローニ
異界の勇者はんたちが、アデン戦士たちの魂を解放し終えるのを見届け、うちと姉さんたちはその場をあとにしました。
黄色い塔の外、最初にこの異界へ降り立った場所へ出ると、アン姉さんが柵にもたれて呆然と立ってはりましたん。
どこまで走っても、果物屋がなかったんやって。
テレポ屋はないわ、Bテレは使えないわ、ランテレは効かないわで散々だ。走るだけで終わってしまった。リネ2のようだ。
あわわ。そうやったんや。
あと、あっちがわ、な。
黄色いビルの反対側を指差すアン姉さん。
アルティメットバトル会場みたいな巨大な屋根付きコロシアムがあったんだが、そこにいたヤツラは皆「じゃいあん」「じゃいあん」と言っていた。ジャイアントの巣かもしれん。
うわぁ。怖いなぁ。こっちの世界にも、ジャイアントはんがおるんや。
ああ、果物‥‥異界の果物屋‥‥ここにはギランはないのか‥‥。
というアン姉さんのつぶやきは日暮れ時の風に消え、後ろ髪引かれるふうのアン姉さんの背をシス姉さんが押しながら、禁呪文の扉をくぐります。
くぐる間際、振り返った黄色いビルの前で、数人の方々がこちらを見てましたん。
もしかして、うちらの姿が見えていたのかも?
‥‥‥‥。
ふわりと着地したアデン世界、象牙の塔の一角は、なんだかいつもより狭く感じられました。
異界にはあんなに巨大な塔が建ち並んでいたんやもん、感覚が向こうに馴染んでしまったみたい。
タラス長老はんのお話では、魂を奪われ固められていた冒険者さんたちも、無事に動き出したんやって。
これでアデン世界での騒動は収まったみたいや。
異界の冒険者の皆さん、ほんまにおおきに。
でも‥‥また‥‥異界へ出向く機会があったら‥‥一緒に冒険できたら、ええなぁ。
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